このサンティアゴ。
別名、博物館の街なんて呼ばれるくらい市内には旧文明の遺品やコンテンポラリーアートを収蔵した美術館などが
多くあるそうだ。
旧市街のセントロも、植民時代の重厚な石造りの町並みが保存され市内観光の中心になっているそう。
少し前の自分だったら多少無理してでも見に行っていたのだが、いい加減コロニアル都市は食傷気味だ。
それらにまったく行き気も起きなかった。
代わりにこの街で楽しみにしていたことがある。
それはパタゴニア走行へ向けた装備の新調!
この中南米、エクアドルのキトを除けばまともなアウトドアグッズを売っている店を見つけるのは至難の業に近い。
パチものや中国製は多く見かけるのだが、やはり信頼が置けない部分がある。
旅も1年半近くに達し、各種装備がかなり傷んできたものもあるので、
ここらへんでクオリティの確かなものに買い直ししておきたい。
そういうことでまずは地下鉄に乗ります。
メキシコシティ以来の地下鉄。
区間内は乗り放題で値段は時間によって異なる。
こいつに乗ってエルゴルフ地区へ。
この辺りは開発が進む新市街の中でも特にハイソなエリア。
スーツをビシっと決めたビジネスマンが闊歩し、高層ビルが林立する。
ここでお目当ての…
パタゴニアストア!カナダのカルガリー以来の再会。
さすがにこれだけ感覚があくと色々新製品が出ていて物欲が。。。
これから必要なタイツと傷んだ短パンの買い替えをしたかったのだが、物欲に負け、結局必要ないであろうベストも購入。
いきなりこんな無駄使いしてしまって大丈夫か?
次に向かうところはもっとすごいと聞いている。
というのもそこは、アウトドアやスポーツの専門モールで馬鹿でかい店内に各種ギアが揃っていると聞くのだ。
そこへ行くには電車に乗って、更にバスに乗り換える。
ちなみにバスに乗るにはこのカードに入金して支払う仕組み。
地下鉄はこのカードがなくても乗れるが、バスはこれがないと乗れない。発行料約3ドルと地味に高い。
バスに揺られて郊外へ。
やって来ました。
名前もそのまま。スポーツモール。
写真じゃ分かりづらいが、建物がクルーズ船をモチーフにしたデザインになっている。
入店するといきなりクルーザーがお出迎え。
モール内に入っているテナントはそれぞれがそれぞれの専門店で、自転車屋だけでも4店舗以上あった。
なかには馬具専門店や車の屋根につけるキャリア専門店なんてのもあり、かなりマニアック。
館内中心、吹き抜け部にはクライミングウォールやSASUKEみたいなアトラクションもある。
そとにはスケートパークや人口波のでる装置があって館内は遊べるモールがテーマのようだ。
各専門店の品揃えもなかなかいい。
さすがにピンポイントでこのメーカーのこれ!ってまでは行かないが各種必要なものはここで全て揃う。
オルトリーブまで売ってるし。
自転車屋だってこの通り。
いやー、あるとこにはあるもんですなぁ。
自転車屋はともかく、アウトドア用品なんて中米じゃほんっとうに売ってなかったもんなぁ。
モールに入って以降、空いた口が塞がらないというよりはむしろ、ニヤケが止まらなくって終始口に手を当てて不審者がられないように平静を装った。
このモールでも替えのタイヤとチューブ、なくした鍵とライトなどを買った。
で、このあたり、このモール以外にも自転車屋が多数。
ちょっと歩いただけで3店舗ほど。
サンティアゴの本気恐るべし。
しかし、装備を買い直しするのは何故にこんなにワクワクするのか。
早くこいつらを使って走り回りたい衝動にかられる。
本日の釣果はこちら。
うん、無駄使いしすぎました。。。
さらに翌日はセントロに近い旧市街の一角を攻める。
今度は食材の買い出し。
このあたりには韓国食材店があるのだ。
新市街とは違って、やや雑然とした町並み。
少しリマっぽい気もする。
買い出しの前に腹ごしらえ。
ここの韓国料理が当たりだった。
6,000ペソ(約1,000円)でそこそこするんだけど、小鉢が沢山ついてきてお得感満載。
どの小鉢もウマイし、やっぱりアジア飯は小鉢ですなー。
数件ある食材店もなかなか。
ここで大量の韓国製ラーメンと味噌等々をゲット。
意外かもしれないが韓国製ラーメンは日本のインスタント麺より麺がしっかりしていてウマイ。
味付けも日本にないようなものも多くて、辛いもの好きな自分にとってかなり相性がいい。
ここの食材で残りの南米を乗り切るつもりでまた大量に買ってしまった。
サンティアゴ。
ここが博物館の街かどうかは全く分からないが少なくとも旅に関わる物資を揃えるなら中南米でも屈指の大都市である。
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