2011年11月30日水曜日

旅の持ち物リスト

ここでは、僕の旅の持ち物をご紹介します。
同じ志を持つ誰かのの参考になれば。

細かいものが抜けていたり数値がおかしかったりするものもありますが
参考情報ということでお許しを。


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2
3
4
5
6

2011年11月29日火曜日

水の街ケレタロ

ケレタロといえば水道橋らしい。

植民時代の17世紀~18世紀にかけてケレタロは目覚しい工業化を遂げる一方
工業排水による水の汚染という問題に直面。
市民へ清潔な飲水を届けるべく、ある資産家の寄付によって建設された全長8kmに及ぶ水道橋は
現在もケレタロのシンボルマークとして市民に親しまれている。

かなり大きな水道橋なので、適当に歩いていればぶつかるだろうと思って特に下調べもせず
街歩きへ繰り出した。

結果から言うと、水道橋見つからず!!
街歩きの日はセントロ中心に歩いていたからかな、明日街を出るときに見えるでしょ。
と思って高を括っていたら最後まで水道橋を目にすることは出来なかった…

冒頭から水道橋について語っといいて見ていないのは恐縮ですが、水道橋なしでもケレタロはとても魅力的な街でした。

第一にゴミがない。他の街に比べて圧倒的にゴミが落ちていない。
理由は分からないが、とにかく歩いていて清々しい街だった。
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その2。
セントロ周辺の広場の生垣はどれも四角に刈りこまれていて、なんとなく可愛い。
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そして公共Wi-Fiが飛んでます。
なので靴磨きをしてもらうお客さんも…
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ネットサーフィンを楽しみながら。

レンタサイクルも有り。
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その3。屋台村も活気がすごい。
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この日は日曜日。街角ではこれまたセルバンティーノにちなんだと思われるショーが行われていた。
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アコーディオンのメロディーに合わせて3人のパフォーマーがアクロバティックに飛び跳ねる。
時には観客を巻き込んで。
観客を惹きつけるパフォーマンスって演技もそうだけど、やっぱりお客さんを巻き込んで盛り上げる雰囲気作りが上手。
3人娘の超絶妙技とアコーディオンのとぼけた音色にすっかり最後まで見入ってしまった。

先住民のダンス。
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街の商店はなぜだかマスク屋が多かった気がする。
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どーもくん、なぜここに!?
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コロニアル都市らしく立派な教会も多数。
僕も周りの人に紛れて中に入ってベンチで瞑想してみた。
が、定刻になってミサが始まると、なんとも場違いな気がしてすたこら退散。
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この街、アグアスカリエンテスのようにヒストリックなエリアと小奇麗なショッピングストリート、昔ながらの商店街の
区切れがはっきりしている。郊外には大型ショッピングもあるし。
街全体を歴史地区として保存されているよりも、この街のように次世代に残していく街並みと生活感を持って進歩していく街並みとが
共存している方が僕は好きだな。

水道橋は見れなかったけれど、コロニアル都市の世界遺産では一番印象の良い街だった。

2011年11月28日月曜日

史上最高宿

今日は70km先のケレタロまで。しつこいようだがここも世界遺産である。
自転車で一日で届く距離でこんなに世界遺産が続くってのはさすがにどうなんだろう?
街並みはそれぞれ違う表情を持っているからいいけどさぁ…あれもこれもだとちょっと存在価値が下がっちゃうような…

まぁ行ってみっペ。
ケレタロ州入ります。さいならGTO(グアナファト)
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緩いアップダウンがあるものの全体的に平坦。
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あっという間に市街地突入。モールが立ち並ぶ郊外は道路も綺麗に整備されていた。
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中心部まで来ました。
交通量も多くてバスに煽られこの旅3度目の転倒。
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中心部まで来たもののコロニアル都市の面影はまだ見えない。
この大通りを渡ってセントロへ。
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お、石畳が出てきていかにもな雰囲気になってきた。
どうやら街全体がコロニアル都市ってわけではなく、このセントロエリア付近数Kmだけが
昔の面影を残しているようだ。
近代化と、昔の街並みが無理なく融合していていい感じ。
なんかアグアスっぽいなぁ。

目星を付けていたホステルに到着。
ここのホステルがこれまた最高なんだ。

中庭。色使いが派手すぎず素敵。
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ホステルの住人。
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こういう地図好き。
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キッチンと談話室。
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どの施設も綺麗に整えられていて清潔感がある。
極めつけはベッドルーム。
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それぞれのベッドはカーテンで仕切ることが出来、かつヘッド部に電源用のコンセントが付いている。
他の旅行者と部屋を共有するホステルのドミトリーではけっこう電源の確保がシビア。
取れたとしてもベッドから離れた場所だったりすると盗難の恐れもあり
うかつに夜、充電しておくことも出来ない場合がある。

さらに照明と扇風機もついて至れり尽くせり。
本当に痒いところに手が届いている。

トイレシャワーの水周りも清潔でこんなに設備が整ったホステルはちょっと見たことがない。
一泊130ペソと少し高いのが難点だが、十分払う価値があるホステルだ。

と少しホステルへの賞賛が長くなったので、ケレタロの街並み紹介は次回にしたいと思います。

2011年11月27日日曜日

コロニアル都市第3弾サンミゲル・デ・アジェンデ

ドロレスイダルゴを後にして、その日の夕方前にはサンミゲル・アジェンデへ到着した。

この街もサカテカス、グアナファトに続くコロニアル都市で2008年に世界遺産に登録されている。

街の名前はドロレス・イダルゴ同様、独立運動の主導者イグナシオ・アジェンデの生まれた街ということで彼に因んでつけられている。

 

週末の夕方で、ちょうどグアナファトのセルバンティーノと同様のお祭りをやっていたため

安ホテルの空きがない。

今日は朝から峠越えでクタクタだったのもあり、やむを得ず一人でダブルの部屋に決めてさっさと投宿。

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一眠りした後晩飯を求めて街をふらり。

 

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セントロの中心には、ラ・パロキア教会が鎮座する。

かなりトンガッてます。

 

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タコスが食べたくて、タコス屋を探したのだがなかな見つからない。

お洒落なレストランやカフェはいくらでも見つかるのだが、モウモウとウマそうな煙と匂いで僕を誘うタコス屋がない。

歩いていて感じたが、何かこの街はこれまでのコロニアル都市と比べても段違いに洗練されている。

メキシコらしい生活感が皆無だった。

ここはメキシコなのだから、外国から来た僕がメキシコらしさなんて言ってはいけないけど

少なくとも僕の想像するメキシコらしい街並みではなかった。

街全体がお洒落すぎて、ちょっと今の僕にはお高い街かな…

 

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歩きまわってやっと見つけた食堂でケサディアを食べて、再び街中を歩く。

夜になるとソカロでは、特設ステージで何か催し物をやっていた。

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うーむ…

街並み自体は今まで巡った街の中でもダントツだけれど、イマイチピンとこないなぁー。

 

って夜中まで花火ドンパチでうるさいし!

 

あぁこんなことなら、明日大変なことになってもいいからドロレス・イダルゴに泊まっておけばよかった。

何かの約束に向かってキビキビ行動するのは嫌いじゃないけど、時間に追われるとこんなこともあるよなぁぁ。

2011年11月26日土曜日

patagonia HOUDINI FULL-ZIP JKT

patagonia社の定番ウインドシャツ。

学生の時にアリゾナ州フラッグスタッフのアウトドアショップで購入。
その年の春夏モデルのNewカラーで出たばかりのはずだったが
なぜか他の秋冬モデルと一緒にセール価格で購入できた。確か100$くらい。

見た目の通りペラペラの生地なので保温性はそれなり。
しかしこのジャケットの最大の機能は風をシャットアウトすることにある。

例えば外気温が10度の時に風速5mの風を受けた時のウインドチル(体感温度)は
4℃相当となる。10mの強風を受ける体感温度はと氷点下-1℃となるという。
風は時として、外気温以上に身体に影響を与えることがあるのだ。

防水透湿のGORE-TEX素材のジャケットをウインドブレーカー替わりに使用することもできるが
GORE素材は紫外線にさらされると劣化が早まってしまう。
半年ぐらいの旅行であれば使い捨て覚悟で酷使するのも有りだが
長期の旅では悪天候時以外にGORE-TEX素材の使用は避けたいところ。
そこでウインドシャツの出番である。

約5年使っていて撥水性能はだいぶ落ちてしまい、
水分に触れるとたちまち生地が濡れてしまうようになってしまったが
新品時であれば強力な撥水加工がしてあって小雨ぐらいならばっちりはじく。
もっともウインドシャツはあくまで防風効果がメイン機能であるので
雨なら素直にレインウェアを着ればよいので特に撥水機能の劣化は気にならない。
小雨時に着替えるか着替えないか判断が迷うような時は着替えずに済むので便利ではあるが。
まぁ、仮に濡れてしまっても水の抜けも圧倒的に早いので、乾かなくて困ることは少ない。

ジャケットの下にフリース(僕はR1フーディを使用している)をレイヤリングすれば7℃~くらいの行動時なら問題なく対応できる。
単独使用の場合でもフリースが保温着、ウインドシャツが防風着と役目を決めれば、
同じ気温下であっても風の有無によりどちらがベターであるか選ぶことができる。

とはいっても僕の場合、よほど寒い場合で無い限り、取り回しのしやすさからフーディニを愛用している。

取り回しのしやすさの秘訣は本体胸ポケットに収納できるパッカブル仕様な点。
小さくすると拳ぐらいの大きさになるので、フロントバッグで出し入れしている。
(サイドバッグはロールクロージャー式なので開け閉めが手間なのだ)
街歩きの際はショルダーバッグに入れて、もしものときの保険として気楽に携行できるコンパクトさと軽さが魅力(実測98g)
フーディニとは実在したハンガリーのマジシャンの名前で、魔法のように小さくなることからの命名と思われる。

僕の持っているモデルは胸ポケットは小さな丸ベルクロ式なので
あまり胸ポケットとしては使い勝手はよくない。
現行モデルはジッパー式になっている。
ジッパー式は故障の可能性や重量が増してしまうがデイリーユースでは
こちらのほうが便利なのは間違いない。

胸ポケットにはループが付いていて収納時にはカラビナなどに引っ掛けて携行することも可能。
しかし、このループも極薄の生地なのでカラビナの隙間からするっと滑って抜けることが何回かあったので
改良して欲しいと思っていたら、いまpatagonia社のHPを見ると
現行品はしっかり厚手のループに変更されているではないか。
胸ポケットといい、ループといい着実に進化している。

去年の夏、キャンプ場で風邪をこじらせ、焚き火の前で寝込んでいたら
焚き火が爆ぜて朝起きたら左腕に大きな穴を開けてしまったがリペアに出して復活。
雨が降るとこのパッチを当てた場所だけ水を弾いている(笑)
写真を撮っていて気付いたが、このリペア、生地のリップストップの糸目がしっかり本体の糸目と合っている。細かい気配りは流石。