2012年1月6日金曜日

Side Trip In Guadalajara

またまたサイドトリップ。
本日はメキシコ第2の都市であるグアダラハラへ。
実はこの間のテキーラ村もこのグアダラハラを経由しないといけないのだが
前回は時間がなくグアダラハラは通過するだけだった。

浅草で知り合ったリサちゃんがこの街に住んでいて案内してくれるということなので遊びに行ってきた。

今回はバスで移動。信頼のPrimera Plus社。
グアダラハラまで約3時間の道程。
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先週テキーラ村へ行った時の道を再び通る。一眠りしていたらあっという間に到着。

20分ほどバスが遅れ、約束の時間に遅れそうだったのでセントロまではタクシーで移動した。
グアダラハラでは先週まで南北アメリカ版のオリンピックであるパンアメリカン大会が開かれていて
その名残が今も街中にちらほらと見られた。

セントロのカテドラルで無事リサちゃんと合流。
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ここハリスコ州の郷土料理であるポソーレが美味しいレストランへ。
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メインの写真は食うのに夢中で撮り忘れてしまった。
豚肉とトウモロコシが入ったスープは食べ応えがあった。

レストランでお腹を満たした後は、僕のリクエストで州庁舎へ。
入り口には小銃を抱えた警備員が何人もいて物々しい雰囲気だったが、りさちゃんがスペイン語で話してくれたおかげで入れた。
たぶん僕一人だったら、ビビってそそくさと退散していたと思う。

この州庁舎に来た目的はこちら。
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オロスコ作「立ち上がる僧侶イダルゴ」

メキシコでは壁画運動というのが20世紀前半に起こり、メキシコの歴史やメキシコ人としてのアイデンティティを
大衆に伝えるために、文字の読めない人でも理解することの出来る、誰のものでもない壁画という媒体を用いた運動である。
壁画画家の中でも、ディエゴ・リベラ、シケイロス、そしてこの州庁舎の壁画を描いたオロスコが三大巨匠と呼ばれている。

このイダルゴが描かれた壁画だが、本当に迫力があった。
驚いたのは、この壁画、平面に描かれたものではなくて、球体状のカーブがかかった壁に描かれていたこと。
斜め上から描かれたイダルゴは、今にも飛び出してきそうな雰囲気で力強く君臨していた。

ここの議会室にも壁画があってこちらは天井にまたがって描かれていた。
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州庁舎のお次は、メルカドのリベルタ市場を散策。
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かなり巨大な市場で、民芸品や食料品がびっしり。
皮のニオイやチリのニオイ色んなものが混ざり合って市場は独特のニオイで溢れていた。
いや臭いといったほうが正しいか。

そしてカバーニャス救貧院へ。
こちらは貧困に苦しむ孤児や老人を収容していた施設でまたもや世界遺産。
救貧院としての機能は1980年に停止しており、現在は絵画などの芸術作品を展示する施設となっている。
ここの最大の目玉は、礼拝堂の天井に描かれたオロスコ作『炎の人』
残念ながらカメラが有料だったので写真は撮っていない。
オロスコの最高傑作と呼ばれるこの作品だが、個人的には州庁舎のイダルゴ神父の絵の方が好みかな。

救済院の前で。
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僕が座っている椅子もそうだが、この救済院の前には変テコな椅子が沢山並んでいて意外にも救済院より楽しめた。

こんなん。
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ケツもしっかり作り込むこのディティールへのこだわり。
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ずらーり。
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こういうのは単純でわかりやすくていいな。
もしかすると、何か深いメッセージがあるのかもしれないけど。

その後はカフェで小休止でおしゃべり。
りさちゃんは僕と同年代なので、僕も気負うことなく楽しい時間を過ごせた。
でも女の子一人でメキシコで暮らすってすごい。

楽しい時間はあっという間に過ぎていき、僕の帰りのバスも近づいてきた。

大満足のグアダラハラ観光。
りさちゃんありがとうございました。

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ちなみに帰りのバスは一等バスより上級であるDXバスのETN社を利用した。
座面の倒れる角度がさらに深くなって激快適だった。

アグアスに戻ったときにバス停の一角にあった、キリスト像。
旅の無事を祈る道祖神みたいなものなのかな。
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