2011年12月29日木曜日

次なる準備とのらりくらりと

こんにちは。
だいぶ間隔が空いてしまいました。
ブログ更新の切迫感に苛まれながらも、ズルズルと本当にぐうたらライフを送ってしまいました。
書くネタはたくさんあるのですが、それを事細かに書いていくとまったく現在に追いつけないので
(2ヶ月ほどのタイムラグがあります)
写真中心でサクッと振り返らせてください。

アグアスに戻ってからの住まいは、居心地のよかったホステルから浅草にそのまま泊まらせてもらうことになった。
元々映画撮影が終わったらすぐシティに戻るつもりだったのだが、アグアスに戻ったその日監督から一通のメールが届いた。
“映画の資金が足りないのでもう少し待って欲しい”
おいおい、出たよ、メキシカンタイム!
これじゃあ何のために時間を逆算してシティまで走ったのか分からないではないか。

思わぬことで次の撮影開始まで時間が出来てしまい、せっかくなのでここでゆっくりしながら今後の準備を整えることにした。
まずは、この4ヶ月間でボサボサに伸びた髪の散髪。
映画スターというもの、身なりが大事だ。
近くに見つけた割と店構えがお洒落げな美容院に突撃。
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その結果…
こうなりました。
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伸びた毛先だけ切られて毛の量が多い重たい部分はそのままにされたので
なんかおかっぱみたいな後ろ髪になってしまった。
これじゃまずいと思って、もう少し切ってとお願いしたが、ますますひどくなっていくので
観念して店を出た。
切っている最中、姉ちゃんが使っていたハサミは一種類のみ。
メキシコには梳きバサミというものはないのだろうか?
それとも、バリカンが出て来なかっただけでも良しとすべきだろうか。

自分の旅の垢を落としたところで今度は相方の番。
アメリカのアルバカーキ以来まともに自転車を清掃していなかったので
浅草の庭を借りて、シティで買ってきたディグリーザーを使って清掃。
よし、ピカピカだ。

そして数日後。
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日本から、荷物が届く。
その中身は…
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自転車のパーツ各種+α。
メキシコといえば郵便事情が最悪との悪評をよく耳にしていたが
発送から数日で手元に届いた。

このパーツを使って、この先のグアテマラ山岳対策を施すことに。

では作業開始!
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チェーンを切ってリアディレーラー、スプロケットを外します。
スプロケットを外すにはスプロケット外しという工具が必要になるが、いかんせん重いので持ってきていない。
でも切ったチェーンに六角レンチを通して取っ手を作って固定すれば…
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簡単に外せます。
左が元のスプロケットで右が新しいもの。輝きが違いますね。
28T→34Tにギアがサイズアップ。

それに伴いリアのディレーラーも交換。
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日本のときからこれまでトータル12000km程使っていたがその間全くのノートラブルだった。
さすがのshimanoクオリティ。
ディレーラーはスプロケットとの互換性からMTB用のものにしたのだが
一つ誤算が。
最近のMTBディレーラーにはワイヤーの長さを調整するネジが付いていなかった。
(MTBだとハンドル側にも調整する機構があるため)
だからワイヤーの張りをピンポイントで決めないと上手くシフトチェンジできず、その調整に少々手こずってしまった。

あとは各部に注油、グリスアップ、増し締め、ホイールの振れ取りを施せば、
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完成!
ちなみにここで初公開ですが、僕の自転車の名前は“ポデローサⅢ号”
ポデローサとはスペイン語で“力強い”とか“怪力”って意味ですが、なぜこの名前でなぜⅢ号なのかは
分かる人はすぐ分かるかもしれないですね。

本当はフロントインナーギアも変えたかったのだが、諸所の事情で手に入らなかったのでしばらくこのままで行くことに。

最後に少し違和感のあったフロントハブのクリーニングをしてもらうために、近くに見つけたSpecializedのショップに持ち込み。
ここを分解するハブスパナも持ち合わせておらず、こればかりは手持ちの工具を工夫しても外せなかった。
入院ついでなので、ブレーキワイヤーも交換をお願いした。

自転車は2日後に手元に返って来た。
タイヤの転がりも心なしか軽くなったような気がするが、ハブにグリス塗り過ぎてグリスがはみ出てくるし、
ブレーキワイヤにも油差しすぎでブレーキを握ると手が真っ黒になるし、エンドキャップ着いてねーわで
もう少し細部にも気を使ってくれよぉ…。

ともかくも、これでほとんど全回復に近い状態に出来たので不安なく中米は走れそうだ。

その自転車に跨ってセントロに散歩に出掛けたり…
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うーむ、アグアスのあともグアナファト、サンミゲルアジェンデ、ケレタロとコロニアル都市を回ってきたけど
やっぱアグアスの街並みは僕にとっては特別だ。

夜は、たまに飲みに出掛けたり…
セントロに飲みに行ったら、前に宿で一緒だったスパイダーアーティストのアレハンドロと街でばったり再会。
聞くと、宿のオーナーのフェリペが新しく飲み屋をオープンしたから飲みに行こうと誘われ行ってみた。
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フェリペと再会。ちなみに左はこっちの駐在員の玉城くん。
フェリペのお店はプルケというマゲイというリュゼツランの一種から作られるメキシコの伝統的な蒸留酒のお店。
プルケは独特の酸味があって飲みやすいような飲みにくいような微妙な味だった。
ってか同じリュゼツランから作るお酒だったらテキーラの方が好みかな。

ちなみにフェリペのお店でとびきり笑顔の素敵な女の子に声を掛けられた。
これはチャンスとばかりに色々話せる言葉でアピールをしたが、最終的には撃沈。。
僕の反対側にいたイタリア人の男の子とどこかに消えて行ってしまった。
ちくしょう!結局、まともにスペイン語で会話ができないとただの面白い日本人で終わっちゃうんだよなぁ。
しかも、いつの間にかそのイタリア人に酒代もご馳走になってしまったし。
どこまでかっこいいんだよ、イタリア人!

ある日は、メキシコの風刺画家グアダルーペ・ポサダのミュージアムに行ったり。
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これこれカトリーナちゃん。
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とまぁ遊び呆けているように見えますがやることもしっかりやってます。

朝はタチートさんとスーパーに買い出しに行って、昼夜は皿洗いとゴミ捨て、ウェイターと少しは働いています。
でも買い出しといっても、スーパーに行くと大抵店員のアントニオをからかいに行くようなもんだし。
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アントニオ、しっかり品揃えしてくれよの図。

喫茶店を見つけるとこのとおり。
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夜になると皿洗いしつつもタチートトーク&料理ショーに突入。
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ある日はお客さんが釣ってきたマグロの即興解体ショーが始まった。
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おかげでしばらくマグロづくし。
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ある夜は突然始まる習字大会。
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浅草には毎日色んな人が訪ねてきて退屈とは無縁の日々だった。
この日はサッカーメキシコリーグでプレーするユウト君が来店。
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んん、やばいなぁ、真面目に働いているところを紹介するつもりだったのに遊んでる写真しかない。
これじゃ、海外で知らない人の家に居候して働かずに飲み食いさせてもらっている最低野郎ではないか。
一応はたらいているんですよぉ…

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