2013年8月5日月曜日

淡々と北上 サラマンカへ

リスボンからバスで3時間。
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あっという間にスペインのバダホスに戻ってきた。
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先週訪れたときに、割と印象がよかった街なので泊まっていこうかと思ったけれど、
宿代30ユーロからと高くて諦めた。
やっぱりスペイン、ポルトガルではスペインの方が物価が高いな。
そんなわけでこの街ではバス停併設のレストランでメヌーデルディア日替わり定食を食べ出発。
一日真面目に走り、適当なところで野宿。
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もろ道端だけれど、朽ち果てた旧道だし大丈夫でしょう。
夜、テントに影がちらついて目が覚めたのだが、その影は通りに咲いた花が作ったもので
夜風に優しく揺れる影と眩しいほどに輝く月のコントラストは「あぁ、旅してんだなぁ」と、
そんな気持ちに抱かれて朝を迎えた。

翌日はカセレスという街まで。相変わらず気持ちよく広がる空と緑の草原。
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このカセレスも星の門だったかな、そんな門がある旧市街は世界遺産になっているそうで
なんでもスペインでも最も古い街の一つだそう。
このヨーロッパ、メキシコ以上に普通の街々がやたら世界遺産にされていて有り難みが薄くなる。
とはいえ、なんだか街歩きをしないと損した気持ちにもさせるのが、なんとも言えない。
ただ申し訳程度に歩きまわると、結局後で振り返っても大した写真もなく、
ただの時間の浪費な気もしてくる。
やっぱり観光にはそれ相応のエネルギーが必要だ。
街について前日のキャンプ道具の乾燥、シャワーに洗濯、翌日以降の食材の準備など
やることは山程あるのに、これに観光まで入れたら頭に入らないなんて当たり前だ。
そういう意味でもお金も時間も限られるヨーロッパは難易度が高い。
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カセレス以北はちょっとした山岳地帯に入った。
ダム湖のような湖地帯や、温泉保養地と思しき街があり、
温泉好きとしてはここで一泊していこうかとも思ったが、
どこのホテルも見た目からして高そうで諦めた。
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温泉もスルーしたことでこの日は完全に移動日に専念。
夕暮れ時間近にそこそこ大きな街に差し掛かったけれど、通過。
そのまま一気に最後の峠を越える。
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下り坂の途中になかなか野宿好適地が見つからず、坂を下りきってしまったが、
その先に大きな工場があり、程よく幹線からもブラインドになっていたので今夜はここで。
今日は日曜日だし、この時間に人気がなければ恐らく大丈夫だろう。
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石灰?の加工工場のようだった。
見た目にも寒々しいが、この時期のキャンプの朝晩はかなり冷える。
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朝は手袋が必要なほど冷える。
しかし、乾燥した気候だから早朝は空気が澄んで山のシルエットが遠くくっきりと見えて素晴らしい。
そして山間から徐々に太陽が顔を出して照らされると、確実に熱のエネルギーを受け取り
体が目を覚ましていく感覚が、なんだか旅してるって感覚だ。
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空も草原も気が遠くなりそうな広がりだ。
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サラマンカに着いた。
サラマンカはスペイン最古の大学がある街だそう。
橋を渡って旧市街に入りスペインのセントロ、マジョール広場にほど近いところにある宿をとった。
レオンまであと2日ってところ。
おそらくこの後はキャンプ泊はないと思われる。
そうなると、今朝の石灰工場が前半戦ラストキャンプ。
せっかく野宿とホテル泊とがバランスよく出来始めてたところだったのだけれど。
まぁ仕方ない、だいたい世の中そんなものだ。
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