ルチャリブレとはメキシコ版プロレスの呼称であり
日本のプロレスと比べ非常に機敏で軽快、またロープワークを多用した技が多いのがメキシカンスタイルである。
そのルチャリブレの聖地と呼ばれるアレナ・メヒコでの試合を見に行ってきた。
会場内は撮影禁止。
カメラの持ち込みは入り口の荷物チェックで取り上げられてしまう。
でも“カメラ付”のケータイは持ち込み可。
しかもそのカメラで撮影も可。
なにこのルール?
カメラ持ち込みのルールが出来た当初はカメラ付き携帯電話なんて想像も出来なかったからだろうけど
でもこれじゃ何のための持ち込み禁止かわからないような。
なんかこーゆうところにメキシコのおおらかさというか適当さというかが感じられるんだよな。
まぁ形だけルールは作りましたみたいな。
まぁ郷に入っては郷に従え。
僕もカメラ付きケータイを持ち込むことにした。
が。
僕のへっぽこカメラではぶれまくりでろくな写真が撮れなかった。
基本的な流れとルールは日本のプロレスと一緒。
こっちの試合は善玉と悪玉が決まっていて、たいてい善玉が勝つ。
善玉は会場中のアイドルで黄色い歓声が飛ぶが
悪玉を応援するのはごく少数。しかも応援するのが野太い声のいかつい野郎ども。
試合中の観客のリアクションを見るのも見ていて楽しい。
選手たちは飛んだり回転したりかなりアクロバティック。
軽快な動きとは裏腹に打撃系の攻撃は会場内によく響き、見ているこちらまで痛くなってくる。
たまに審判も悪役とグルになったり、逆にやられたりとあからさまな演出もあって面白い。
場外戦もあり。
だいたい一日5試合ぐらい組まれていて後の試合になればなるほど人気選手が出てくる。
4試合目。
ってあれは…?
獣神サンダーライガーじゃないっすか!!
新日本プロレスのスター選手がなぜここに!?
実はライガー選手、メキシコ遠征に来ていて、泊まっている宿も僕と一緒だったのだ。
むしろ今日のお目当てはこのライガー選手。
なのでライガー選手が登場すると、一緒に見に行った人たちと大盛り上がり。
必死にライガー頑張れ!!と応援する。
それはもう声が枯れるほどに。
しかし哀しいかなライガー選手は負けてしまった。
惜しかった。。
いやあでも贔屓の選手がいると本当に手に汗握るし、のめり込める。
ってか小学生のころハマったプロレスゲームで愛用していたキャラが現実に目の前で試合しているなんて…
ここメキシコだよ!?
世界は狭いし、一寸先がどうなるかなんて誰にも予測できないな。
で、肝心のメイン戦だが試合開始間もない頃に、何か反則があったらしく
よく分からないまま反則により試合終了となった。
え、終わりなの?
とシラケる会場。
こんな事ならライガー選手の試合を最後に持ってくれば…
試合後、みんなでライガーグッズを買いあさったのは言うまでもない。
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