2012年4月17日火曜日

コロンビアのホスピタリティ

予定通り、ホテルはお昼前にチェックアウト。

ちなみにここ朝飯付き。

こんな立派なとこで。
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それにしても昨日食べたチャーハンの味が忘れられず
どうしてももう一度食べたかったので、街を出る前に件の中華屋へ寄って
チャーハン弁当を作ってもらうことにした。

出来上がりを待ってる間、他の客と少し談笑。

『きみは中国人か、それとも日本人?』

「日本人だよ、自転車で旅行してるんだ」

といつものくだりから会話が始まる。

『そうか、どこまで行くんだ?』

「今日は50km先のサアグンまでだよ」

『サアグンなら一時間だな』

「そんなの無理だよ、3時間かかるよ。そりゃモーターバイクでしょ!」

なんてやりとりの中で彼は
『君はスペイン語が上手だね』

はっきり言って僕のスペイン語はとてつもなく酷い。
言いたいことすらろくに言えないし、ほとんど単語を組み合わせて話してるだけで
文法なんて全くわからない。

今回はたまたま相手の言ってることが分かって、僕の知ってる語彙で話が返せただけだ。
でもこうして偶然話が上手く噛み合って、こう言ってもらえると本当に嬉しい。

僕のチャーハン弁当が出来上がった。
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話は変わるが、ここコロンビアでは中米で圧倒的シェアを誇っていたインスタントラーメン
通称マルチャンをほとんど見かけない。
街の商店のほとんどが中国人経営だったパナマと国境を接しているとは思えないほど
アジア人もアジア飯も少ない。
昨日、大きなスーパーを見かけたので覗いてみたのだが、パスタコーナーの一角にこじんまり
一品目だけインスタントラーメンが置いてあるだけだった。

そんなコロンビアにあってこうした中華料理屋は貴重である。

ここのオーナーの中国人もすごく気持ちのよいおばさんで
『再見!!』と爽やかに送り出してもらった。
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目的のサアグンには2時間半でサクっと到着。

サッカー場に侵入した牛の群れ。
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綺麗な宿も見つけ、シャワーを浴び、夕暮れ時散歩に出かけた。
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コロンビアの今僕の通っている道は街道沿いにレストランや宿が軒を連ねていることが多く
ここも例に漏れず、たくさんのお店が並んでいた。
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豚顔!
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なぜか商店の片隅にあるトイレ。こんなとこでは恥ずかしくて無理。
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少し歩くと色んなところから声がかかる。

『ちょっとこのスイカ買ってくれよ』

『ようチーノ、調子はどうだ?』

『まぁまぁ一杯飲んでけよ』

『コロンビアはどうよ?』

『おい、とりあえずこれ食えよ、旨いぞ』
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一時間半後、散歩を終え宿に戻ってきた頃僕のお腹は満腹だった。
お金は一切使っていない。
どうしてこんな怪しいアジア人にみんな親切なんだ。

実は昨日も街のコーヒー売りにコーヒーをご馳走になったり、
コーラを買ったら水ももらったりしていた。

物だけじゃない。
すれ違う人は一様にみんな手を振ったり
親指を立てて挨拶を返してくれる。
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不思議とこういうのがあるだけで疲れていても元気になれる。
それがホントに立て続けに起こるから、昨日も今日もペースがあがったのかな。

それにしてもなぜなんだい。
人が良すぎのコロンビア。

コロンビアと聞くと危ないイメージが先行するのかもしれないけど(実際、検問がたくさんある)
それ以上にここのホスピタリティはすごい。

一週間で大好きになりました。
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