モロッコからヨーロッパに渡る出口は2つあって一つはタンジェという古くからの港町、
もうひとつはスペイン領の飛び地であるセウタ。
どちらもシャウエンから1日で行ける距離なのだが、よくよく調べてみるとタンジェの場合、
船の発着する港が街から40kmほど離れているということだった。
このあたりまで来ると、そこかしこにヨーロッパの薫りが漂っていて、
タンジェはアフリカにいながらヨーロッパの雰囲気が感じられる所と言われていて、
反対にヨーロッパ大陸の玄関口スペインのアルヘシラスはヨーロッパにいながらにして
モロッコを感じられるところだと聞いた。
僕の経験上、だいたいこういうところはどっちも中途半端な街になるだろうから、
さくっとヨーロッパに入ろうと最短距離のセウタを目指した。
シャウエンであと数日休養するというようこ&ひろさんとはここでお別れ。
でもこの先もルート的に重なりそうだったから、またすぐ会えるでしょう。
「次はビールが飲める国で生ハムだね~」と見送られて宿を出た。
苦労して上ってたシャウエンからは一気の下りで幹線へ。
シャウエンが期待はずれの街だったら、あの登り恨んだだろうな。
幹線へ下りたものの再びの登りで峠越え。
難なく越えて緩い下りに入る。
途中、自転車のメカトラブルを起こしてしまったモロッコ人がいて、
見るに見かねて助けてあげたら、うちに泊まってってよと招待されたが、
まだ時刻は11時だったので、後悔を混じえつつ断って進む。
山の裾野の丘にテトゥアンの白い街が見えた。
遠くからでも感じる洗練された空気。
実際、街に入るとそこはもうこれまでのアラブ世界とは別世界。
ほとんどヨーロッパのリゾートのようだった。
そもそも白い街というのはスペインのアンダルシア文化の影響を受けているわけで、
そういう意味では冒頭のモロッコにいながらにしてヨーロッパを感じれる場所という地域は
既にここから始まっているようだった。
モロッコディルハムの持ち合わせも少ないので、この街はスルー。
残り少ない残金でモロッコジュースのハワイを購入。散々お世話になりました。
テトゥアンからセウタへ抜ける道路は綺麗に整備され路肩広々。
完全にここはヨーロッパだな。
やがて右手に地中海が見えた。
地中海が見えたからといって、ことモロッコに関して言えば完全縦断してきたわけでもないので
特別な感傷に浸るわけでもなく淡々と進む。
むしろ海岸特有の強い横風に悩まされ、ちょっとイラッとした。
そして正面に突き出た半島を捉えた。セウタだ。
モロッコ側セウタは建物こそ現代的なものにかわったものの物乞いがいたり、
僕を騙してお金を巻き上げようという輩がいたりと相変わらずのモロッコだった。
モロッコ最後のミナレット。
海岸線を走ってイミグレへ。
イミグレは頑強とまではいかないがしっかりとフェンスが張ってあって、それなりに物々しい雰囲気。
ここまでしっかりした国境ってアメリカ~メキシコ以来かな。
ツーリストカードを書いてあげるよという胡散臭い輩をすり抜け、モロッコ出国。
スペインイミグレも簡単な世間話でスタンプもらって…
スペイン入国!!
チリ・アルゼンチン・ブラジルなんかも十分先進国だったけれど、
本当に先進国と呼ばれる国に帰って参りました。
五体満足で本当によかった。
とはいえ、まだアフリカ大陸なのでここからヨーロッパ本土を目指す。
ユーロを引き出すために、セウタのセントロに少しだけ寄ったのだけれど、そこは完全に別世界。
これぞ先進国の街並みだ。
アメリカからメキシコに入るときは怖くて仕方なかったけれど、今回はお気楽でいいっすな。
無事ユーロを入手して港へ。
チケットも12ユーロと思ったほど高くなかったので安心。
意気揚々とヨーロッパへ渡るフェリーへ乗り込んだ。
セウタから本土のアルヘシラスまでは片道1時間30分の距離。
僅かこれだけの乗船時間にも関わらず船内のシートはアームレストが付いたしっかりしたソファータイプで
船内にはレストランやゲームコーナーまでついていて目を疑うばかりの豪華な作りだった。
これまでもフェリーはいくつか乗ってきたけど、間違いなく設備の充実度は一番。
そして乗船時間の短さも一番 笑
フェリーが出港し、眠りに落ちかけた頃船内アナウンスが流れた。
ガラスの向こうを見るとジブラルタルの街が見えた。
ジブラルタルはイベリア半島のイギリス領の街。
こちらはモロッコ内のスペイン領から出港してきたので、なんだか不思議な気持ちで窓の外を眺めた。
間もなく船はアルヘシラスに到着した。
ヨーロッパ初上陸。
地方都市のくせに都会的な街並みに恐れおののきながら、港に程近いアラブ人エリアに
安いホテルを見つけた。
安いといっても15ユーロほど。
モロッコだったら高級ホテルに入る部類だ。これからのヨーロッパに少し不安が走る。
サマータイムのこの時期、モロッコからスペインに入ると時差が2時間でる。
同じような位置関係なのに、2時間分一日を損した気持ちで、さくっとシャワーを浴び街へ出た。
スペイン一発目はバルでしょうということで
人が集まっているバルを見つけてビールと生ハムを注文。
アルコールも豚肉も気兼ねなく注文できるなんて、スペイン素晴らしい。
いざ、実食。
うま。
付け合せのオリーブも含めて一瞬で平らげてしまった。
スペイン期待できそうです。
もうひとつはスペイン領の飛び地であるセウタ。
どちらもシャウエンから1日で行ける距離なのだが、よくよく調べてみるとタンジェの場合、
船の発着する港が街から40kmほど離れているということだった。
このあたりまで来ると、そこかしこにヨーロッパの薫りが漂っていて、
タンジェはアフリカにいながらヨーロッパの雰囲気が感じられる所と言われていて、
反対にヨーロッパ大陸の玄関口スペインのアルヘシラスはヨーロッパにいながらにして
モロッコを感じられるところだと聞いた。
僕の経験上、だいたいこういうところはどっちも中途半端な街になるだろうから、
さくっとヨーロッパに入ろうと最短距離のセウタを目指した。
シャウエンであと数日休養するというようこ&ひろさんとはここでお別れ。
でもこの先もルート的に重なりそうだったから、またすぐ会えるでしょう。
「次はビールが飲める国で生ハムだね~」と見送られて宿を出た。
苦労して上ってたシャウエンからは一気の下りで幹線へ。
シャウエンが期待はずれの街だったら、あの登り恨んだだろうな。
幹線へ下りたものの再びの登りで峠越え。
難なく越えて緩い下りに入る。
途中、自転車のメカトラブルを起こしてしまったモロッコ人がいて、
見るに見かねて助けてあげたら、うちに泊まってってよと招待されたが、
まだ時刻は11時だったので、後悔を混じえつつ断って進む。
山の裾野の丘にテトゥアンの白い街が見えた。
遠くからでも感じる洗練された空気。
実際、街に入るとそこはもうこれまでのアラブ世界とは別世界。
ほとんどヨーロッパのリゾートのようだった。
そもそも白い街というのはスペインのアンダルシア文化の影響を受けているわけで、
そういう意味では冒頭のモロッコにいながらにしてヨーロッパを感じれる場所という地域は
既にここから始まっているようだった。
モロッコディルハムの持ち合わせも少ないので、この街はスルー。
残り少ない残金でモロッコジュースのハワイを購入。散々お世話になりました。
テトゥアンからセウタへ抜ける道路は綺麗に整備され路肩広々。
完全にここはヨーロッパだな。
やがて右手に地中海が見えた。
地中海が見えたからといって、ことモロッコに関して言えば完全縦断してきたわけでもないので
特別な感傷に浸るわけでもなく淡々と進む。
むしろ海岸特有の強い横風に悩まされ、ちょっとイラッとした。
そして正面に突き出た半島を捉えた。セウタだ。
モロッコ側セウタは建物こそ現代的なものにかわったものの物乞いがいたり、
僕を騙してお金を巻き上げようという輩がいたりと相変わらずのモロッコだった。
モロッコ最後のミナレット。
海岸線を走ってイミグレへ。
イミグレは頑強とまではいかないがしっかりとフェンスが張ってあって、それなりに物々しい雰囲気。
ここまでしっかりした国境ってアメリカ~メキシコ以来かな。
ツーリストカードを書いてあげるよという胡散臭い輩をすり抜け、モロッコ出国。
スペインイミグレも簡単な世間話でスタンプもらって…
スペイン入国!!
チリ・アルゼンチン・ブラジルなんかも十分先進国だったけれど、
本当に先進国と呼ばれる国に帰って参りました。
五体満足で本当によかった。
とはいえ、まだアフリカ大陸なのでここからヨーロッパ本土を目指す。
ユーロを引き出すために、セウタのセントロに少しだけ寄ったのだけれど、そこは完全に別世界。
これぞ先進国の街並みだ。
アメリカからメキシコに入るときは怖くて仕方なかったけれど、今回はお気楽でいいっすな。
無事ユーロを入手して港へ。
チケットも12ユーロと思ったほど高くなかったので安心。
意気揚々とヨーロッパへ渡るフェリーへ乗り込んだ。
セウタから本土のアルヘシラスまでは片道1時間30分の距離。
僅かこれだけの乗船時間にも関わらず船内のシートはアームレストが付いたしっかりしたソファータイプで
船内にはレストランやゲームコーナーまでついていて目を疑うばかりの豪華な作りだった。
これまでもフェリーはいくつか乗ってきたけど、間違いなく設備の充実度は一番。
そして乗船時間の短さも一番 笑
フェリーが出港し、眠りに落ちかけた頃船内アナウンスが流れた。
ガラスの向こうを見るとジブラルタルの街が見えた。
ジブラルタルはイベリア半島のイギリス領の街。
こちらはモロッコ内のスペイン領から出港してきたので、なんだか不思議な気持ちで窓の外を眺めた。
間もなく船はアルヘシラスに到着した。
ヨーロッパ初上陸。
地方都市のくせに都会的な街並みに恐れおののきながら、港に程近いアラブ人エリアに
安いホテルを見つけた。
安いといっても15ユーロほど。
モロッコだったら高級ホテルに入る部類だ。これからのヨーロッパに少し不安が走る。
サマータイムのこの時期、モロッコからスペインに入ると時差が2時間でる。
同じような位置関係なのに、2時間分一日を損した気持ちで、さくっとシャワーを浴び街へ出た。
スペイン一発目はバルでしょうということで
人が集まっているバルを見つけてビールと生ハムを注文。
アルコールも豚肉も気兼ねなく注文できるなんて、スペイン素晴らしい。
いざ、実食。
うま。
付け合せのオリーブも含めて一瞬で平らげてしまった。
スペイン期待できそうです。
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