2011年7月13日水曜日

MUKAストーブレポ

出発前に滑り込みで発売されたSOTOのMUKAストーブ。

まだ10数回の使用回数ですが、簡単にレポートします。

売りのプレヒートなしは確かに便利だが、以前も書いたように元々ガソリンストーブやアルコールストーブはプレヒートがあるものと思っているので、その時間が短くなることに対し、あまり好印象はない。
確かに便利なんですが。

僕にとって最大のポイントは、燃料ホースの柔らかさと、自動車用ガソリンを使用してもススが全くでないことだ。

手持ちのMSRウィスパーライトとの比較になるが、ウィスパーライトの場合、燃料ホースが硬めでなおかつ短いので、燃料ボトルと接続するとボトルの位置によっては本体が傾いて脚が浮いてしまう場合があった。クッカーを乗せてしまえば解消はされるのだけれど、プレヒートのときに斜めに火があがるのは微妙にストレス。直そうにも燃料ホースがややクセづいているので正すのも少々手間。
その点MUKAはホースが長く柔らかく出来ているので取り回しが抜群。燃焼中に設置場所を変えたいときも容易に出来る。

次にススについて。ウィスパーの使用後のススといったら半端でない。それが味でもあるのだが、収納するために脚を回転させるとき必ずススで手が汚れてしまう。手洗い用の水が近くにあればいいのだが、ストーブを使用するような状況こそ水は近くにあまりないものだ。汚れを気にしなくていいことは積極的にストーブを使用したくなる気持ちを生んでくれる。

自分にとってはこの二つが最大のポイントだ。

逆に改良点としては、
・無駄を削ぎ落としたデザインなので圧倒的に風に弱い。
・ボトルの大きさの割りに入れられる燃料が少ない。
点である。

前者については、屋外で使用する場合は付属の風防を使用しなければ全く話にならないぐらい炎が流れてしまう。風防も地味に出し入れが手間なのでどうにかならないものか。

後者については僕は700mlボトルを使用しているが、実際に入れてよい燃料は480mlまで。MSRの場合は結構ギリギリまで入れても問題なかった。この差は本体の火力と相まって燃料効率につながる。そのため、ウィスパーライトのときよりも燃料の残量に少し気を使うようになってしまった。さらにボトル内の空間が広がるということは、その分のポンピングが増えるということ。満容量でもかなりのポンピングが必要となる。ポンピングの時間でプレヒートの時間はペイされている気がするがどうなのか。

とはいえ、MUKAストーブはウィスパーライトに比べて圧倒的に進化していることは間違いなく、ギリギリで入手できてよかったと思っている。
北米では先行して発売されているということだったので現地で入手することも考えていたのだが、今のところカナダのショップでは一度も見かけていない。

2 件のコメント:

  1. 霊山のナベ2011年7月13日 12:48

    いつも見てますよ

    君の行動力にはいつも驚かされるよ
    あの夏の深夜の電話のように…

    無事帰ってくる事を願います
    旅を終えたらみんなで飲もう

    (仙台に来てたんなら連絡くれれば良かったのに~)

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  2. 無事に帰るのが大前提なんで無理はしてないつもりですよ。
    霊山漬けが食べたいぜ。
    仙台はあんま時間無かったからすまぬ。

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