沿岸部走行2日目。
相変わらず道は砂漠。
砂漠といっても至るところにゴミが溢れていて何もない“無”の世界とは程遠い。
道はどこまでも一本道で続く退屈な道。
はっきりいってこの砂漠走行…
苦痛だった。
退屈な景色もさることながら、車のマナーの悪さ。
この道はペルー随一の幹線道路パン・アメリカン・ハイウェイだというのに片側1車線。
路肩も狭く、あっても路肩は旧道のままのガタガタ道なのでどうしても舗装の綺麗な車道に出たくなってしまう。
ついこないだ、アスファルトに感激していた気持ちはどこへやら。
その車道を、大型トラックやバスがブンブンと凄まじい風圧で通り過ぎていく。
対向車がいないようなときでも、とくに大回りするでなく真横を通っていくから抜かれるたびにヒヤヒヤ。
それに加えてクラクション。
恐らく大半は悪気がないのだろうが、本当によく鳴らす。
そのクラクションの距離感が今までのどの国よりも近いので走っていると、その音量にビックリする。
鳴らし方も“プッププ、プッププー”と何か馬鹿にしたような鳴らし方で腹が立つ。
路上で一日の大半を過ごす自転車乗りにとって、飯がウマイとか、街が綺麗とかよりもこういったドライバーマナーの
悪さによって、だいぶその国の印象が悪くなってしまう気がする。
強盗に怯え、悪天候とダートに泣かされ、今度はドライバーのマナーの悪さに腹立たされ…
なんかペルーに入ってからの走行はあんまり楽しくないなぁ。
ついでに沿岸部に強く吹く向かい風で距離ものびず、
犬も凶暴化し…(バッグに噛み付かれバッグを食い破られた)
我慢の走行が続く…
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