プエルトトランキーロからコクランまでの120kmを一気に走った。
中間地点にベルトランドという小さい村もあったので刻んでも良かったのだが、
天候に恵まれ、並走するベイカー川の輝きに心奪われ、こんなチャンスは逃すまいとノンストップで駆けた。
へネラルカレーラ湖に始まり、ネグロ湖、ベルトランド湖、ベイカー川と異なる色彩を抱えた水源が見れる
カレテラアウストラル屈指の好ルート。
チリ南部だけでチリに流通するミネラルウォーターの(確か)8割を賄っていると
どこかのインフォで見かけた気がするが、それも納得できるほど、このあたりは水に恵まれている。
走行中、僕も適当な小川から水をすくって飲んでいる。
これがまた美味い。
水分が全身に染みていくのが確かに分かる気がする。
この輝く水を、どうにか切り取りたくってボトルに入れてみたりするのだが、
ボトルに入れた途端に魔法は解けてただの無色透明な水になってしまうから不思議だ。
太陽の照り方と、その土地に含まれる鉱物、最近の天気等々色んな要素が
絡まって織り成す色彩は、まさに一期一会の景色。
ただ、ベルトランド以南は、アップダウンがより激しく、尋常ではない勾配の急坂が数箇所。
こんな道がチリの大動脈である国道7号線でいいのか!?と突っ込みたくなるほどハード。
走るなら刻んでいくのをオススメします。
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