2012年5月19日土曜日

キト、旧市街で過ぎる日々

キトに到着してちょうど一週間。
ようやく日本からの荷物を受け取る事が出来た。

キト到着前に日本から発送しておいてもらって週末挟んで10日。
無事届いてよかった。

この手の国際郵便に関して、南米はおろかカナダなどの先進国でも
荷物が届かないとかものすごく待ったとか、挙句には紛失したとかって
悪評はよく聞くわけだけれど、僕の場合は
メキシコ、エクアドルと荷物を受け取って、カナダ、メキシコ、グアテマラ、エクアドルで日本に荷物を送っている。
どれも大きなトラブルなく届いている。
もちろん、首都クラスの大都市で荷物を受け取る、送り荷は日本で開梱しておいてもらう、重すぎず箱は小さくなど
細かい努力はしているし、日本から送ってもらう時も手間をかけてもらっているのだが(いつもありがとうございます)
いま現在のホントのところの世界の郵便事情ってどうなってるんだろう?
僕の運がいいだけなのかな?

たぶん、それだけじゃない気もする。

旅をしていると“あそこは危ない”、“どこどこで誰かが襲われた”などの話はよく聞くわけだが
実際に自転車で走ると、至って平和で噂ばかりが先行しているような場所がいくつも見られた。
ただもちろん、郵便と同じで暗い時間の外出を控える、人通りの少ないところは歩かないといった
基本的なことは守ってるわけで、被害に合わないようにする行動は心がけていた。

あ、カメラ2回盗られているよねってツッコミはなしで 笑

正直なところ噂で聞く危険地帯よりも、体感的に感じる危険地帯の方が
何か起こりそうな雰囲気がプンプンしていた。

話を戻すと、治安にしても郵便にしても少しづつ状況は変わってきていると思うのだ。
治安に関しては、プラスに転じている部分、マイナスに転じている部分双方あるので
一概に良くなっているとはいえないところがあるけれど
郵便や道路事情、その他インフラは中南米を旅している中で思ったよりいいというのが現状感じていることである。

精密機械の修理などもメキシコの片田舎でも修復してもらえたし。

悪い話っていうのは、聞く分にも話す分にもおもしろくていいネタになるので
話す方としては、事実に“+α”を加えがちになりやすいと思う。
そこに伝聞となると、話はもう事実が湾曲して広がり、残るのは極端な結果だけになるような気がする。

いい例が、僕の前々回のホテル・スクレの話だ 笑

とこんなことを書いて何を言いたいかというと
少しづつ、特に第三世界と呼ばれる国々も良くなってきていて
僕がこうしてブログに文章として残すことで
昔の風評被害に近い悪評を取り除いていければいいなぁということ。
なるべくなら、その国のポジティブな印象を伝えていければなぁということ。
地を這うように、バス旅行者がいかないド田舎を訪ねる(訪ねざるを得ない)
自転車旅行者ならではことだと思う。

話が長くなりましたが、、、
荷物受け取れてよかったぁ!!

トラッキングNoでチェックして6日目にはエクアドルの税関まで来ていたみたいだったので
それからは毎日、郵便局に行って荷物届いていませんかと尋ねていた。
郵便局員も親切にその都度、トラッキングNoで状況を確認してくれた。

そうして受け取った荷物。
中身は…
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自転車パーツとウェア等々。
一番のメインは小さくて分かりづらいが、ガソリンストーブのジェネレータ。
このところ愛用のムカストーブの調子が悪く、以前のような火力が得られず
もしかするとそろそろジェネレータの寿命が近いかもしれないと思い、調達。

ウェアはヘビロテで使っていたpatagoniaのウインドジャケットのジッパーががコスタリカで
壊れてしまったので、新しいものに。
同じサイズを送ってもらったのだが少しサイズ感が変わってゆったり目になっていた。
合わせて、自宅のタンスに眠っていたウェアも送ってもらう。

そして、アンデス最終兵器のリアスプロケ36T!!
パナマでも同じ商品が売っていたが、日本の倍以上の値段だったので日本で調達。
前回のスプロケ交換から6000kmしか使っておらず歯もしっかり残っているので、
今のスプロケは日本に返送。
34T→36Tと2Tしか変わらなけど、この2Tがアンデスではものをいうハズ!!
てことで装着。
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あと送ってもらったのはチリ辺りで交換しようと思ってるフロントインナーギアや
コロンビアで壊れたブレーキハンガー、データバックアップ用のUSBなど。

梱包に使われた日本の紙が懐かしかった。

さて、キト旧市街滞在中他にやったことと言えば
毎日泥棒市にも通った。

宿から10分位の大通りに面したビルに盗品が売られているマーケットがあると耳にしたので
盗まれたカメラがないかと探して周った。
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こんな感じでよくある雑居ビルのお店の中に新品から中古品、そして盗品と思われるものが並んでいる。
品揃えは玉石混交といった感じで、何年も前の携帯やカメラなども平然と並ぶ。
カメラも中にはかなりいい物も売られていて、Panasonicの防水カメラも売られていた。
値段は100$。多分値切れば90$ぐらいになるだろうしここで買ってもよかったかな。
でも、明らかに盗品だし、持ち主の未練が宿ってそうだしなぁ…

子供が店番に建っていることも多く、たまに商品の値打ちを知らない子に聞くととんでもない破格値を行って来る。
まじ?こんなに安いの?!と思って一瞬心が揺らいで、翌日同じ店に行って今度は店主らしき人に値段を聞くと適正値。
こんなやりとりも結構楽しい。

その中で一番心が揺さぶられたのがKingstonのUSBメモリで容量は256GBとHDD並の高容量だった。
値段を聞くと、40$とあり得ない安さであったのだが、商品を手にとって見せてもらうと
何故かパッケージはカラーコピー風の安っぽい印刷だし、肝心の容量“256GB”の文字は白いテープで上張りされているし…
この大容量にして対応OSはWindowsVistaだし(ビスタの時代にこの大容量は無いはず、あっても数百$レベル)
怪しさ満点すぎる。もしや256MBだったりして…
だって同じKingstonメモリを売っている他のお店でも16GBが最大容量で30$ぐらいなのに、この店だけ大容量すぎる。
パチモノなのか真贋なのかはどうでもよかったけれど、果たしてこのUSBメモリが本当に256GBあるのかはめちゃくちゃ気になった。

結局のところ僕のカメラは見つからなかったが、毎日通っているうちに本来の目的を忘れ
ウインドーショッピングを楽しむほうが日課になっていた。

思いの外、お店の商品は回転が早く前の日に売られていたものが、今日はないというのもザラだし
商品のカメラを触らせてもらい、試しに電源を入れると日本語表記だったり、挙句には
日本の電子辞書が売られていた。
僕と同じく盗難にあった旅行者の方、心中お察し致します。

毎日食べていたサッカーボールアイス。
程よい甘さのミルクチョコ味で20円。
類似品でパンダアイスもあり〼。
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そうそう一応、キトのセントロ。イストリコは世界遺産になってるんですが
撮ったやつは盗まれちゃったわけで…

やっつけ仕事で一回行ったとこももう一回行って写真撮ってみました。

特筆事項、なしです。

サンフランシスコ広場。
左手の角に見えるのがスクレで、一番左に写ってるレストランのWiFi電波パクってます 笑
スクレのリビングからはこの広場を見渡すことが出来て、夜景が綺麗なんですが
広場では突然朝6時にパレードをやりだしたりして、結構迷惑極まりなかったです。。
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このあたりは何故か文具屋、パーティグッズ屋が多い。クオリティは低い。
それでもお客は何に使うんだってくらいかごいっぱいにもりもり入れていた。
ちなみにスクレの一階も文具屋。
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ヘビ。海外にもあるんですね。
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街並み
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カテドラル
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時計台。上に上ることができる。
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スクレの最後二日間は、宿が一緒になった日本人旅行者の人の計らいで
その人が使っていた部屋を引き継がせてもらった。
ようやく電源、窓あり、野良電波あり。あざっした。
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ちなみに元の部屋。
これで同じ値段とか…
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