2013年6月2日日曜日

文明国へお邪魔します

ブラジル発の飛行機はモロッコ行き飛行機の乗り継ぎ地点ポルトガル・リスボンへ到着。
ここで3時間ほどの乗り換え待ちとなる。
ユーラシア大陸終焉の地であるこの国は実は初めてのヨーロッパ。
チリ、アルゼンチン、ブラジルとこの半年は十分文明国と言える国を旅してきたつもりだったが
ここにきてまた一段と文明レベルがあがったように思える。

曲線を取り入れた屋根のデザイン、必要以上に騒ぎ立てない落ち着いたBGM、
これほどまでにスーツを着た人を見かけるのはいつ以来だろう?
あらゆるものに文明の薫りを感じた。

そんななかでも度肝を抜かれたのはこちら。
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おトイレでございます。

このトイレに文明を感じた方、あなたとは仲良くなれそうです。
なにがすごいって、ちゃんと便座カバーもついているし、蓋までついているじゃないですか。
メキシコに入っていきなり、便座も蓋もないトイレ生活が始まったからな。
いや、便座のあるトイレもあるにはあるんだけれど、いいレストランやホテルじゃないと見つからないから
バックパッカーやチャリダーは、便座なしトイレとうまく付き合うのが旅の一面の一つなのだ。
仮に便座があったとしても、トイレットペーパーがなかったりで、泣きを見たことが何度かある。
あの大陸はトイレですら僕らに安息を与えてくれないのだ。

このポルトガルのトイレはスイッチが見当たらなくって立ち上がると勝手に流れちゃうわ、
トイレットペーパーが柔らかいダブルだったりでいちいち感激する。
そして水タンクの見当たらないフラットなデザイン。
こりゃ完璧ですわ…

でも残念ながら、このトイレとの蜜月も残りわずか。
その先にはモロッコ式トイレが待ち構えているのだ。
そもそもアラブトイレにトイレットペーパーなんてあるのか?

そろそろ飛行機の搭乗時間だ。
モロッコの喧騒をくぐり抜け、必ずこのトイレに生きて戻ってくることを誓い外に出た。

考えてみれば日本のトイレは、これらに加えてウォシュレットまでついているじゃないか。
今の僕がそんなもの使ったらびっくりしちゃって飛び上がっちゃうだろうな。
いったいどんな超大国に生まれ育ってきたんだろうか。。。

トイレはその国の文明度を表す合わせ鏡なのです。

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