人は誰しも日課という物がある。
ある人は朝起きてのランニングだったり、またある人は仕事帰りのビールであったり。
メキシコに入ってからの僕の日課は、一日一回のOXXOである。
OXXOとは??
これをオクソと読む。
オクソはメキシコに展開するコンビニエンスストアチェーン大手である。
言うなればメキシコ版セブンイレブン。
調べてみると、本当にメキシコのセブンイレブンとなるべく
徹底して日本のコンビニを研究しているそうだ。
それだけにどこ田舎でもオクソだけは日本クオリティの安心感。
ガソリンスタンド併設のオクソや単独立地のオクソもある。
たまにとんでもない荒野に出現したりするから、ほんとに有難い。
店内も非常に清潔感に溢れ大抵軽食をするためのテーブルが設置されている。
店内レイアウトも洗練されていてテーブル付近にはこのような冷蔵フード(日本で言うお弁当コーナー)があり、
レンジやセルフコーヒー、カップラーメンの乾麺コーナーがある。
当然パンコーナーもあり。
大抵、この軽食コーナーをはさんでレジサークルがありそのむこうに通常の物販コーナー。
ここもカテゴライズがしっかりされていて、ドリンクゾーンはアルコール、炭酸、お茶、乳製品と扉ごとに種類分け。
ちなみにメキシコは世界最大のコーラ消費国なのでコーラは一棚まるまる使われる。
菓子ゾーンも甘味、スナックと棚ごとにしっかり区分けされ商品が選びやすい。
チョコレートの隣に、車のオイルが並んでいたアメリカと比べても断然上。
僕が特に感心したのは、商品棚のエンド部分。
ここがオクソの売込みゾーンとなっていて、今売り込みたいものがしっかり露出している。
大抵は2個買うとお買い得の商品が並んでいるが、このキャンペーンもダラダラ続けるのではなく
2週間くらいごとにお得なキャンペーンの商品が変わり、それにあわせてこのエンドコーナーの品揃えも変わる。
お客を飽きさせない基本がしっかりできている。
続いてレジ前。
レジ前は日本を凌ぐがめつさ(笑)
かといって雑多な感じはなく、選び安さは変わらない。
陳列される商品も、ガムや飴など小さくて手頃なついで買いを誘発するものや、電池などつい買い忘れるものが並ぶ。
入り口にはアイスやおもちゃがある。
子供がおねだりしそうなものばかり。
うまい仕掛けが用意されていますな。
都市部のオクソでは公共料金の支払いを受け付けている場面も見かけたので
そうした各種サービスも充実しているように思われる。
店員も(愛想はともかく)赤いユニフォームを着ていて統一感ばっちり。
このオクソ、70年代にモンテレイの街で発祥し今やメキシコ中に7000を超える店舗数を持つ
一大チェーンストアになっったそうだ。
このクオリティだったら充分日本でもやっていけのでは?と思う。
ただし、コンビニ大国日本と比較するとやはり軽食コーナーのバリエーションが少ない。
大抵サンドイッチ、ピザ、ブリトー、ホットドックといったところ。
これらに加え、おにぎり、うどん、そば、サラダにパスタがひしめく日本のコンビニの実力や何たることか。
オクソにはここのバリエーションを増やしてもらいたいものである。
あぁ、ファミチキ食いたい。
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